寺子屋『禪創惠生塾』の御案内 眞の和の心を磨く

現代社会を取り巻く環境は、全て西洋式の仕組みとなってしまったと言っても過言ではないでしょう。我が国の古来よりの「眞の和」の世界観を身に付け「和の心」を磨く場所として、平成十五年に設立された寺子屋『禪創惠生塾』年中行事を通して、広く一般の方々に「和の心」を身に付ける上で大切な教えを紐解きます。日々日常に深く根ざす必要のある事柄が失われている世間では、中々気付けない事が多くあります。そうした事を先ず知って頂き、実践して頂く事が大切。学校で得られる事は「知識」だけであり、命を生かして参る方法は学べません。この塾では、生きていく上で必要な「智慧」を身に付ける為の作法が学べます。日本人としての「躾」、その方法を皆様はご存知でしょうか。生まれてから九歳までにしか身につかないとも言われます。「イクメン」などと言う言葉に惑わされる事なく、先祖代々命がけで繋げられてきた私どもの命を子孫代々受け継いでゆく事が、最も大切な事なのではないでしょうか。「和の心」を身に付ける事で、一生安心して生活できる事に是非お気づき頂ければ幸いです。

『正命會』毎月第一火曜日の早朝六時より、坐禅をした後、禅語、典座教訓、正法眼蔵随聞記などを紐解く会が催されております。最後には、日輪寺典座で用意される粥(朝食)を作法に則り頂き、それから学校、会社へと皆様向かわれます。月に一度、心を静める時間を持てる場所としてご利用頂いております。よく坐禅をすると「無心」になるなどと言われますが、「無心」とは一体どういう事か、皆様はご存知ですか?『典座坐禅会』不定期ではありますが、當山行事などの折に各地の料亭板長がお越しになり、お寺の典座(禅寺の台所)のお手伝いを頂きながら、堂頭より「料理」とは何かを学ぶ場としてご利用頂いております。皆様は、『料理』という言葉の本来の意味を御存知ですか?『五節句』皆様は、年に何度「お節料理」を召し上がるでしょうか。お節料理とは、「お節句の料理」であり、人日の節句・上巳の節句・端午の

節句・七夕の節句・重陽の節句を五節句と言います。その其々に頂くお料理をお節料理と申します。當塾では、五節句に併せて皆でお節料理を用意し祝宴を囲みます。皆様は、『祝う』という言葉の本来の意味を御存知ですか?